東日本大震災や熊本地震をテレビで見て、自分のことだったらと思って、恐怖を感じた方は多いのではないでしょうか?
京都においても、いつ大地震が起きてもおかしくない状況です。
家は家族を包むものですから、安全性には細心の注意を払わなければなりません。
安全性が心健やかに暮らせる家族の生活を支えると言ってもいいでしょう。
今回は、安心に暮らせる家のポイントについてご紹介します!
1 耐震基準
当然、国が定める耐震基準を満たしている家を建てなければなりません。
しかし、建築基準法では震度6強の大地震が起きた際に、倒壊せず人の命を保護できるという基準です。どれくらい揺れるのかはわかりませんし、2回目の地震には耐えられないかもしれません。
注目するべきは耐震等級です。最高ランクである等級3ならば、数百年に1度起きる大地震の1.5倍の力でも倒壊しないという、かなり高い耐震性を表します。
警察署や消防署のような災害時に拠点となる施設に求められる耐震性能が耐震等級3だといえば
どれ位優れているのか理解して頂けると思います。
さらに、家具の配置は地震が起きた際に重要です。
大地震では家具の下敷きになり圧死するケースも珍しくありません。
家具転倒防止のグッズはホームセンターなどで手軽なお値段で売られています。
取付もDIYで簡単に取付出来るものが多くあります。
地震が起こる前に備えておきましょう。
2 老後や子どものことを考える
家庭内の事故で亡くなる方は、年間1万4千人と交通事故で亡くなった4千人よりも多いのです。転倒や溺れるといった事故が多く、こういった点にもしっかり注意をしなければいけません。
例えば、階段で転倒する事故を防ぐために階段の勾配を緩やかにしたり、踊り場を設けるなどの工夫が必要です。
お子さんがいる場合は階段に柵を設けることで事故防止をされている方もおおいと思います。
他にも、お風呂での転倒も、少なくない数の死者がでているために気を付けなければなりません。
必ず老後を考えて手すりを付けるようにしましょう。年を取った後の苦労は若い時には思いもよりませんし、子どもはどこで怪我をするかわかりません。
また、お風呂で溺死される方の多くは血圧の急上昇と急降下で起こるいわゆるヒートショックに
より浴槽内で気を失ってしまうことが原因と言われています。
したがってこの事故が多い季節は冬です。
これを防止する対策としては脱衣室や浴室に暖房設備を設けることや、部屋間の温度差を極力
なくすために、家を高断熱化するなどがあります。
かならず、家づくりのプロにどういった設備が必要か聞きましょう。
事故が起きてから後悔しないようにしましょう。
以上、安心して暮らせる家のポイントについてご紹介しました!