新築を建てる際や、リフォームを考えている際には、家族全員がしあわせな毎日を送るための内装を検討したいですね。
近年は、ペットを室内で飼う方が増えています。
ペットは、大切な家族の一員としてお考えの方は多いと思います。
室内の内装を考えるのなら、人間だけでなく、ペットの気持ちを考えた内装を心がけたいですよね。
今回は、人間にもペットにも優しい、くつろげる安全な家づくりのポイントを、ご紹介いたします。
●床を滑りにくくする
滑りやすいフローリングによって、ペットが滑り、けがをする原因につながります。
股関節や脚に大きな負担がかかり、脱臼や骨折する可能性が高くなります。
また高齢の方にとっても滑りやすい床は非常に危険です。
年齢を重ねると、少しバランスを崩しただけでも転んでしまいやすく、骨折で今後寝たきりの生活になる可能性もありますね。
毎日歩く床は、滑りにくい材質を使用し、ペットにとっても人間にとっても安全な毎日を過ごせるように工夫しましょう。
最近ではペット対応フロア(滑りにくく、耐アンモニアに優れたもの)やペット対応クロス
(汚れにくく、ひっかきキズが付きにくいもの 消臭効果があるもの)なども発売されています。
●階段の段を低くする、もしくは無くす
階段の上り下りは、ペット、特に犬にとっては非常に負担がかかる行為です。
犬にとって体全体の重さが腰にかかるため、負担が相当なものです。
頻繁に上り下りをしている犬は、椎間板ヘルニアになりやすく、最悪の場合、腰に痛みが出るだけでなく、四肢が完全にマヒをしてしまう可能性があります。
また、高齢の方や子供にとっても、高い段差は危険です。つまずいてけがをする可能性や、転落する可能性も生じます。負担を軽減するために、階段はなるべく低い段差にすることや、階段自体をなくして、スロープを用いることで、人間やペットに、けがを負わせないようにしましょう。
〇最後に
今回は、ペットとともに暮らす方へ、新築の内装やリフォームを検討している際に考慮していただきたい、くつろげる安全な家づくりのポイントを2つご紹介しました。
上記のようなポイントを取り入れて、人間はもちろん、ペットの安全を踏まえた内装を心がけてみてください。